ごみの収集はお宝の宝庫

私が23歳の時、たったの一年間ですがごみの収集業に正社員として勤めました。
ごみの収集といっても生ごみから不燃物、空き缶や段ボールなど曜日によって回収する物が違いました。

2トントラックで二人一組で回収するのですが、事業所から一般家庭のごみがあるのです。
生ごみの時は吐きそうになる程の鼻につく酸っぱい匂いがして結構酷な仕事でした。

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そんな時、青果市場へ収集に行ったのですが売り物にならない野菜や果物が捨ててありました。
先輩が果物にかじり付きおいしいと言っているのです。
私は目を疑ってしまいました。
確かに見た目は食べられそうだけど、まさか本当に食べるとは思いもよりませんでした。
先輩が私に勧めてきたときはさすがに断りました。
潔癖症ではないのですが、一度捨てたものは口にしたくはなかったのです。

それから数日して、不燃物の回収に行った時のことです。
違う先輩が、トラックの助手席に何か入れたのです。
その時は、気にも止めませんでしたがトラックに乗るとパソコンが入っていました。
先輩は家に持ち帰って使うと言います。
壊れているのだから捨てたんだろうと思いましたが、持って帰るという根性は真似出来ませんでした。

その後も、パソコンデスクだとかスチールのラックだとか他の先輩もトラックに入れているのです。
ここの職場は、捨ててあるものを持ち帰るという風習があるのでした。
考え方によってはリサイクルになると思いますが、私には抵抗があって出来ませんでした。
もちろん、回収業者が回収して家で使ってますなんて誰にも言ってません。

 

「廃棄物」を私物にする事に驚き

ごみ収集の仕事は、どうしても非衛生である分、給料はやや高い方でしょう。
さらに正社員ともなると、それなりの収入になります。

しかし、いくら廃棄物とはいえ、一度捨てられた飲食物を食べるのは驚きですね。
投稿者の方でなくとも、大抵の人は食べる気になれないでしょう。
パソコンや家具など、まだ使えるのであれば持ち帰るのもわからなくはないのですが、そもそも業務の一環として回収したものを気軽に私物化してしまう事も問題ではないでしょうか。